五月病かもしれないしそうじゃないかもしれない

 

最近、イライラしている時が多い。仕事でも、プライベートでも、一人の時でさえも些細な事に対してイライラすることがある。

 

そんな中、ある静かな夜にその事について考えてみた。

 

「俺はなぜこんなにイライラしているのだろう?」

 

まずは職場。

どこの職場にも一人は居るであろう、自分のミスは神棚にあげておいて、そのくせ他人のミスが大好物な『超自分第一主義』な人。

もちろん俺の職場にもいる。が、それは昨日今日始まったことではないし、もう慣れた。ので、職場の問題ではない。

 

次にプライベート。

俺は独身なので、『家庭』という世界は持ち合わせていない。で、O型男性は一人の時間が苦ではないという説は、あながち間違ってはいない。

しかも最近は、ある勉強を始めた事によってむしろ充実していると思っている。なので、プライベートも問題なし。

 

次に天気。

俺は単純で…  ではなく、過去に何度か入院生活を送っていた時期がある。

入院中というのは退屈だ。退屈でたまらない。退屈過ぎて5回寝る。それでも一日が終わらない。

 

さらに、入院中は何もしないので疲れない。疲れないという事は腹も減らない。腹は減らないのに、一日3回決まった時間に必ず食事が運ばれてくる。

 

不謹慎を承知で言うと、腹が減っていないときの食事ほど苦痛なものはない。

そして俺は残さない。絶対に残さない。残さない、俺は。

 

話が逸れてしまった。

 

入院していると、空をよく見るようになる。不思議なもので、いつもあって当たり前の雲や太陽、急いでいるのか道に迷っているのかわからない鳥の群れ、飛行機といったものから、信号待ちをしているバス等、とにかく窓の外をよく眺めるようになる。

「男子、三日会わざれば刮目して見よ」ではないが、長い間病室にいると、世間から取り残されていきそうでとても不安になる。

 

ただ、悪い事ばかりではない。

 「こうしている間にも、世の中は進んでいる」という不安な気持ちと同時に、世間から隔離される事によってデトックスされ、今まで気づかなかった驚きや感動にピントが合いやすくなるのかもしれない。

 

この感覚をコントロールする事ができたら、と思ってみたりもする。

 

結局、イライラの原因は謎のままだ。